身体と心の性別は、必ずしも一致しない。
にじの青です。
今日は、ですます調ではなく、口語で。
世のヘテロな人には、イマイチ理解し図らいのが、
トランスジェンダーというセクシャリティだと思う。
身体が男だから、心も男だろーが、何寝言言ってんだ、てやんでぃ
という江戸っ子なヘテロセクシャル親父に、物申す。
身体、つまり肉体の性別は遺伝子的なものなので、
心まで同じ性別とは限らねーんだ、てやんでぃ。
もうひとつ付け加えるならば、
魂にも性別があるんだぜ、どーだ驚いたか。
ちょっとふざけた文章になったけれども、
私は真剣に、人間には三つの性別があると理解している。
というか、そう考えるほうが自然なのである。
三つの性別についての個人的見解
私たちはみな、三つの性別を持っている。
ひとつは肉体の性別。ふたつめは、心の性別。そして、みっつめが魂の性別。
遺伝子が持つ XX と XY 2種類の肉体の性別。
私たちの命は、肉体という器があるから、生きているし、動ける。
生き物という観点で見ると、命の目的は、遺伝子のリレー。
つまり、子孫を残すという目的を持っている。
子孫を残す生殖活動には、オスとメスが何故か必要になっている。
人間の場合、23番目の染色体が XX だと雌。
XY だと雄。
だから、50:50の確立でどちらかのタイプの染色体を持って生まれてくる。
オリンピックなどでいつも物議をかもす性別検査は、この染色体のタイプを調べるもの。
とはいえども、イレギュラーという場合も起きるから話がややこしいのだけど、
ごくごくまれに、XY 染色体なのに、XX の外見的特性が強く残っているケースが起きる。
強く残っているという書き方をするのは、
私個人の考えとして、ヒトという生き物の原型は、XX 染色体だという前提があるから。
ここについては、また別で詳しく掘り下げたいと思うので、またの機会に。
人間だけが持つ心の性別
肉体と心の性別は必ずしも同じではない。
その代表者が、トランスジェンダーと呼ばれる
肉体と心の性別が相反する人たち。
過去、私がずーっと悩んできた部分がここ。
同性愛の人たちも、性愛の対象という部分だけで言えば、心と肉体の性別が違うケースだけど、
まだ、心の性別としては判断しやすいセクシャリティだと思う。
このひとつの要因には、
染色体とともに、私たちの肉体を維持していくのに必要な性徴ホルモンがあると思う。
性徴ホルモンというのは、身体のいろんな機能を働かせるために必要なので、
染色体がどちらであっても、男性ホルモン女性ホルモンの両方が分泌されている。
たとえば、筋肉を作ったりするホルモンは、男性ホルモンのテストステロンだし
安心や癒しを感じるホルモンは、女性ホルモンのオキシトシンだったりする。
それぞれのホルモンが分泌されることで、
感情が左右されることも事実だし、関係は多少あるだろうけれども
トランスジェンダーのひとたちがどちらかのホルモン分泌によって、
ご自分のセクシャリティまで逆転するとは正直思えない。
ただ、何故、そういうセクシャリティのひとが実際に結構な人口で存在しているのかは
ヘテロセクシャルの人には、どう説明しても共感しにくい部分だと思うけれど、
理屈では説明しにくいのだよね。
だって、心のことは、数値や目視化できないから。
身体と心、それぞれに性別があるということは、
ヒトがとても繊細な感性を持っているからこそ、起きること。
肉体の器には、染色体が2パターンしかないけれど、
心の部分は、完全に10:0というケースは少ないと思う。
それは、ホルモンという分泌物だけでなく、
大脳の癖によって、右脳的、左脳的などの特性があるから。
左脳は、言語野で理論的だから男性脳。
右脳は、感性や直感的で女性脳。
一応、そのようにいわれているけれども、
大脳の働きも、未だに大枠しか判っていないし、
右脳と左脳の特性がもっと詳しくわかると、心の性別についてもう少し詳しく言及できるかもしれない。
だって、女性のほうがよくしゃべるから、言語野を使うはずだし、
空間認識力が高いのは、男性だったりする。
そういう部分を見ていくと、人体というハードウェアに入っている脳というソフトウェアは
本当に白黒判断できるような単純なものではなく、複雑で繊細なものだと思う。
ここについても、もう少し、いろいろ研究して再度まとめてみたい。
魂の性別=エネルギー体としての命
ここから先は、さらっと読んでもらえればいい。
魂や宇宙について学ばれた人はご存知かもしれない。
次元が上昇していくと性別にとらわれないエネルギー体になっていく。
エネルギーってことは、物質としての生殖活動を必要としないから、
どちらかの性に特化する必要が無くなる。
つまり、魂は両性具有、もしくはどちらにも属さない中性なもの。
ただし、個性としては、男性性と女性性の比率が若干あるかも。
そこも含めて、両性具有で中性的なのが魂。
色も両性具有で、中性。
それは、色は波動でエネルギーを発している光であり、音でもある。
だから、色は魂そのものと考えることができる。
最後に
魂の性別は、ともかくとして
肉体の性別と心の性別が違って当たり前。
その感覚をなんとなく、理解してもらえたらいいなと
最後に書いておく。
日本全国でも、1億人以上
地球上には、50億人以上の人間が存在しているのだから、
たった二種類の染色体による性別に分けきれるものではないのかもしれない。
そこに、先天的な脳の特性と生まれ育った環境で
心はどのようにでも変化する。
だから、どうかセクシャルマイノリティについて、
「そういうタイプの人もいるんだな」って理解していただければ嬉しい。
Much Love Always with You
にじの青